ソルトスタジオ　五療法一体化の次世代ヘルスケアセラピー

気になってしょうがなかったソルトスタジオ。
理由は講演会で何度も耳にしていたし、今年日経新聞に5月・6月と大々的に掲載されていた魅力的な記事を読んでいたから。

・ 塩療法
　塩による殺菌・無菌・無臭の衛生空間。
　保温・保湿効果の維持。重金属の排出。
・ 温熱療法
　発汗作用による新陳代謝、免疫力の向上を目指す。
　室温41℃・湿度45％という空間に60分。血圧と心拍数を上げることなく安全。
・ 音楽療法
　塩タイルの裏に設置された独自開発の音響システムを採用。
　α波によるリラクゼーション効果で心と体のストレスを解消。
・ 色彩療法
　四方から光に包まれカラー（色彩）を吸収できる新療法。
　人間本来の輝きを取り戻すニュー・カラーセラピー。
・ 意識療法
　本来人間が持っている自然治癒力を高めるための意識療法。
　「体を治したい」「健康になりたい」という意識が「希望と自信」を生み、免疫力を向上。



塩療法を除き、単体の各療法は各地にありますが、すべてが一体化されている空間となると
興味は尽きません。o(￣▽￣o)(o￣▽￣)o
ところが、事業部のある尼崎は遠いし、表参道のソルタジアは女性限定ということもあって
半ば諦めモードのまま、キリンが如く遠くを見ながら体験できる機会を待っていたら、
『 受けてみますか？ 』　とのお誘い（＾＾）がありました。

SALTASIA (SALT STUDIO)

行ってきたのは、表参道ソルタジア。
場所は表参道ヒルズ隣のエスポワール表参道の地下一階。
地上にはラルフローレンが入っているテナントです。
着替えなど準備する個室は、六角形の塩タイルをモチーフに和暖風な照明がやさしいです。固いイメージの六角タイル、家具・サニタリーのミニマルデザインが一混在しつつも安心感があるのは、やわらかで均一感のある配光のおかげかでしょうか。 アメニティグッズもオリジナルやオーガニックへのこだわりを感じる充実ぶり。
控え室からソルトスタジオの癒しはすでに始まっている感じです。

そして、ソルトスタジオ内はというと、、、
まず室温41度、湿度45度は 『 暑い 』 といった感じはありません。息苦しさというのもないです。 部屋の中ではタオルの上で横になり、約60分じっくりと温まります。そして鳥のさえずりとともにプログラムが開始します。
驚きなのは床・天井・壁の全方位LED色彩映像。光のディレイが淡いグリーン・ブルー・レッド・ホワイトと流れていく色移残光の様に、心地よく意識が遠のきそうになります。ゆっくりと目を閉じたくなるものの、『 この幻想的な全囲面VJを見ないなんてもったいない！ 』 という気分になります。
音楽は次第にタブラ系打楽器のゆるいエスニックリズム、インディアンフルート、シンセの浮遊空間系音響などと移り変わり、そしてライティング・プログラムも闇へと推移していきます。 『 きっと宇宙の果てにはこんな完全なる黒い空間があるんだろう。 』 なんて思ったりしながら半ばで水分補給の休憩を入れつつ、『 アッ 』 という間にプログラムを終了しました。

終わった後はシャワールームで汗を流し、サッパリ。
ちなみにオーバーヘッドシャワーも搭載されており、
真上から浴びる吐水で汗とともに、
悪い 「 気 」 も流してくれるようで爽快極まりなかったです。

塩療法

塩の最大のメリットは殺菌力でしょう。これまでの共同施設では菌の感染など衛生面での不安要素がありましたが、六角形の塩のタイル（ソルトタイル）を全面に敷き詰め、さらにタイルの接着にも塩を使っているため完全なる塩空間。衛生面ので安心感が◎。また、低体温で末端冷え性の私の足先が、体験後3日間ジンジンホカホカ温かかったのには驚きました。塩の保温効果を改めて実感。あと、塩って昔からお清めで使われたりと浄化性の高さで知られています。
そのへんの効果は未知数ですね。

温熱療法

体を温めるのがいいっていうのは、安保 徹先生や石原 結實先生もよく言ってるし、療法的には三井式温熱治療や琉球温熱、ハイパーサーミア、スマーティなどの機器も有名。 私も化学療法を終えた後、アトピー対策・毒だし・体力回復のために半年ほど温熱治療ルームには通っていたことがあります。そこは体温よりも2〜3℃高い温度・湿度は人間の体内水分の割合と同じレベルに設定された空間で、最初はベタベタ汗、その後サラサラ汗がめちゃくちゃ出ます。そこに慣れていたせいか代謝が悪い状態だったのか分かりませんが、ソルトスタジオでは程よい汗の掻き具合でした。しかしソルトスタジオで驚いたのは、上記でも書いたとおりその保温持続力！夏場でも末端が冷える私の足先の様子から、塩を通した電気ヒーターは体の芯を温めたあとその持続力があるようです。

音楽療法

ソルトスタジオ内の音楽は天井から床へ、体を包み込むように流れるそうです。ワールド・ヒーリング・ミュージック的選曲でLEDのライティングパターンともマッチしてました。音の解像度を感じるような質感の選曲はなく、やわらかさと温かさを感じる生音系楽器で時折アンビエントサウンドが入ってくる感じです。音楽療法は高周波を多く含むモーツァルトの楽曲を使うことが多いですし、その他パイプオルガンの共鳴管効果を応用した網構造体スピーカーを埋め込んだソファやベット、音の変化を体に感じる振動（バイブレーション）にして伝える小型体感音響ツール、音楽の低音をウォーターベッドを通して体に振動させるヴァイブラサウンド・システムなど日々進化・発展しています。 音楽の心への影響はきっと大きなものがあると思いますし、個人的にサウンド・ヒーリングを行っていることもあり、この分野の研究解明には期待しています。

色彩療法

ソルトスタジオで抜きん出て印象深いのが、LED発光による色彩映像です。
視覚刺激ツールとしては、赤・緑のLED光点滅ゴーグルのボイジャーエクセル・プロテウスなどありますが、ソルトスタジオは(￣ェ￣;) ナント部屋全面です！
こんな贅沢空間は聞いたことも、見たこと、経験したことありません♪d(⌒o⌒)b♪
またストロボ発光によるビカビカとした眩しい光療法を見たことがありますが、ソルトスタジオの色彩は各色がゆっくりと流れていき、時に交わりそのグラデーションの美しく幻想的な変化は見ていて気持ちがよすぎます。光に対してこれほど心が躍りまた安らぐのは、太陽の下でしか生きられない生物本能なのでしょうか。闇夜に月や星を眺めながら生きてきた人類の定めでしょうか。

意識療法

「体を治したい」「健康になりたい」という意識を高めるための誘導瞑想や催眠療法などを行うわけではないようです。個人的にはLED発光が揺るやかに消えて行き、真っ暗な闇空間となったとき、あまりに完全な暗闇だったので ダイアログ・イン・ザ・ダーク を思い出しました。ソルトスタジオでは、暗くなるにしたがいBGMもフェードアウトしていったので、その無音の闇にいると宇宙の果てににでも来たかのような感じです。そこから澄白の光に包まれると、「 死んだのか？ 」 、「 天国か？ 」 のような感じです。この感じは脳に何かしらの刺激を与えているに違いない！
あくまで感覚的でしかないけれど、元気の源が活性化するような気がしますヾ(⌒▽⌒)ﾉ

塩の抗菌性による安心感、塩のもつ浄化力、塩を通した電気ヒーターによる身体保温持続力、全面LED色彩映像や安らぐ音響によるココロの癒し。それらが一体化された空間に包まれる影響力には色々な可能性を感じます。また、尼崎のほうでは、ソルトスタジオ内にて運動機能向上のためのリハビリプログラムがあったり、表参道ではヨガもできたりします。ホリスティック的な見方から、美容にも健康にも、身体的にも内面的にもこれだけのクオリティは今のところ他に比類なさそうです。
まだショールーム的存在ではありますが、施設がどんどん増えて、コスト的にもアクセス的にもソルトスタジオが身近な存在になっていくといいですね。必要としている人はたくさんいると思うので…
ちなみにBGMに声明がうまく入ってくるところがありましたが、クリスタルサウンド・ヒーリングにもばっちりすぎるほど相性が良さそうでした。ソルトスタジオ内クリスタルボウル演奏は極上の癒しになりそうです。